Noelの東京日記2001





☆2001年9月23日(日)

23日・24日の1泊2日で、ぶらりと東京へ出かけました。
目的はザ・コアーズの来日公演。
羽田空港行きの飛行機は10時20分発なので、朝9時過ぎに家を出て女満別空港へ。
お天気がよくて、見上げれば雲ひとつないオホーツクブルーの空が広がっていましたし、
収穫の秋を迎えた色鮮やかな畑を眺めていると、女満別への約33kmの道のりを走って
いるうちにこのままどこかへドライブに出かけたい衝動に駆られてしまいました(^^;
もっとも、コアーズの歌&演奏を生で聴く機会をみすみす逃すわけにはいきません。車の
中で聴いていたのはもちろんコアーズの曲でした(^^)

飛行機に乗ってしまえば、東京なんて近いものです。お昼頃には羽田空港に降り立って
いました。
でも、ここからが問題。ライブ会場が開場するのは16時。それまでの中途半端な4時間、
どう過ごしたものやら。予約しておいたホテルは品川にあり京急線に乗ればすぐに行ける
場所ですが、チェックインは14時とこれまた中途半端。
リュックひとつで出かけてきたので今から無理にチェックインすることもないだろうと思い、
とりあえず京急線の改札口前にある小さなスタバ(スターバックス)で、アイス・カフェモカ
を飲みながら地図を広げてプランを練ることに。
ライブ会場は有楽町駅から歩いて5分ほどの東京国際フォーラム。近場をうろつくことに
しようと思い、京急線で品川まで行き、そこから山手線に乗り換えて有楽町へ。ここから
なら銀座界隈もさほど離れていませんし、時間をつぶすのにはもってこいでしょう。
ところが、駅前をぶらついていた私が最初に立ち寄ったのはゲームセンター。
ちょっと腕試しをしてみようと、『バーチャファイター4』の対戦台に座ったのですが・・・。
気がつくとなんと15時半。結局銀座へ行く余裕がなくなってしまい、まっすぐライブ会場へ
行くことにしました。

東京国際フォーラムにたどり着いた私は、その大きさにびっくりしてしまいました。
いかにも時代の最先端といったムードの建造物で、印象的なガラス張りの空間の横には
並木道があり、開場を待つ人の姿がそこかしこに。
開場までの間、建物のデザインが面白くてうろうろ歩き回っていたのですが、おしゃれな
書店やレストランもあり、都会の喧騒を忘れさせてくれそうなこの場所がいっぺんに好き
になってしまいました。
さて、開場の時間になり私たち聴衆はいちばん大きなホールAへ。とにかく立派なホール
で、それでもほぼ満員のようでした。
私が座ったのは20列目の48番。遠くもなければ近くもない、といったところでしょうか。
17時を少し過ぎた頃、『Erin Shore』が大音量で鳴り響き、いよいよライブが始まりました。
この日の曲目は次のとおり。

  1. Erin Shore (Intro)
  2. Only When I Sleep
  3. Give Me A Reason
  4. Irresistible
  5. Forgiven, Not Forgotten
  6. What Can I Do
  7. Carraroe Jig & Joy of Life
  8. Dreams
  9. Somebody For Someone
  10. I Never Loved You Anyway
  11. Runaway
  12. All The Love In The World
  13. Old Town
  14. Queen of Hollywood
  15. Sharon's Solo & Haste To The Wedding
  16. Radio
  17. No More Cry
  18. Breathless
  19. Would You Be Happier? (新曲)
  20. So Young
  21. Toss The Feathers

なお、このリストの掲載にあたっては、いっしーさまのHP「ERIN SHORE」の記述を
参考にさせていただきました。何しろ記憶力が乏しくて(^^ゞ

コアーズの登場とともに観客は総立ち。のっけから大盛り上がりでした。私は途中で空腹
になってきて、最後のほうはフラフラでしたけど。
黒いドレス(スカートの一部がシースルー!)姿の末っ子アンドレアはメインヴォーカルを
務めながら、合間にはティンホイッスル。足踏みしながらホイッスルを吹き鳴らす場面が
あって、微笑ましい限りでした。しなやかで表現豊かな手の動きにもうっとり。
ラフなシャツにレザーのパンツ姿のジムはギターにキーボードにと大活躍。やっぱりジム
兄さんはカッコいいなあ・・・。
やはり黒いドレスに身を包んだ次女キャロラインのドラムはあくまでも力強く、バウロンの
バチさばきも絶好調でした。
そして、すらりとしたデニムを穿いていた長女シャロンのヴァイオリン。
ずっと楽しみにしていたので、生で聴くことができてもうメロメロになってしまいました(^^)

ライブの中でも特に感動したのは、美しいハーモニーを聴かせてくれた『Runaway』。
ほとんどアコースティックといってもいいシンプルなアレンジだったので、アンドレアたちの
歌声をたっぷり堪能することができ、聴いてるうちにじーんときて涙がこぼれそうでした。
どうせなら全編アコースティックで聴かせてほしかったなあ・・・。あまりに大音量なので、
アンドレアの歌声が台無しになってたような気がしますし、彼女もそれに負けじとばかり
に声を張り上げていたので、きっと大変だったことでしょう。
アンドレアはMCで「コニチハ、トーキョー!」「アリガト」など、カタコトの日本語を連発。
おかしかったのが、とある男性客がひときわ野太い声で「あんどれあー!」と声をかける
と、アンドレアが小さい声で「ハイ?」。一同大爆笑でした。
私たち聴衆はもちろんたっぷり楽しめましたが、アンドレアたちも楽しんでくれてるんだな
と思うと、何だかうれしくなっちゃいました(^^)
なお、ザ・コアーズについてはこちらのページでも紹介しています。できれば併せてご覧
くださいませ。

ライブが終わり、会場を離れたのは19時頃のこと。
興奮冷めやらぬ私は、感動に浸りながら有楽町駅から山手線で新宿へ向かいました。
いつも某チャットでお世話になっている方々にお会いするためです。
彼らと新宿駅の南口で合流してめざしたのは、「シャムロック」というアイリッシュ・パブ。
外国人もいっぱいいますし、インテリアもいかにもそれっぽく、まるでアイルランドに迷い
込んだかのよう。
でもその前にまずは腹ごしらえ。当初は歌舞伎町付近のとんこつラーメンのお店に案内
していただく予定でしたが、諸般の事情で予定を変更。シャムロックのとなりにある松屋
で牛丼を食べることに。北海道には松屋がないので、唐突に食べたくなったのです(^^;
おなかいっぱいになってシャムロックに落ち着いた私たちは、ベイリーズを飲みながら
いっぱいおしゃべり。気がつくとあっという間に23時になっていました。
ちなみに、シャムロックのホームページはこちら(なお、現在は吉祥寺に移転。新宿には
ありませんのでご注意ください)。

まだ飲みたい気分でしたが、深酒はいけません。新宿駅で解散して、私は品川へ。
ホテルパシフィック東京にチェックインして部屋に入る頃には、もう日付が変わろうとして
いました。


☆2001年9月24日(月)

目が覚めたのは8時過ぎ。シャワーを浴びて身支度を整えてレストランで朝食。そのまま
チェックアウトして、さっそく出発しました。
前日同様、新宿駅の南口でAさまと待ち合わせ。
いいお天気で、まだ午前中だというのに気温はそれなりに上昇。長袖どころかジャケット
を羽織っている人もいましたが、暑さに弱い私はTシャツ1枚で充分です(なんと、前日の
東京国際フォーラムではマフラーを巻いている人もいましたが・・・)。
ショッピング好きながら今回の小旅行では機動力を維持するために荷物を増やすのは
できるだけ避けていた私。でも、やはり誘惑には勝てません(^^ゞ
ちょっとだけお買い物、ということでまずはモザイク通りをそぞろ歩き。ポスペの専門店を
見つけたので、そこでポスペのキャラをあしらったハンドタオルを購入。
そのあとタワーレコードでCDを物色。北海道ではどこへ行っても見つからなかったCDを
いともあっさり見つけられるのが楽しくてすっかり長居してしまい、あっという間に正午に
なってしまいました。
昼食はとあるラーメン屋さん。白湯ラーメンを注文したのですが、評価は・・・まあ、ラーメン
の好みは千差万別ですからねえ。ひとつ思ったのは、よりおいしいものに出会ってしまう
と、なかなか後戻りはできないということ。庶民的なラーメンだからこそ、なおのことそれ
を実感してしまうのでした。

さて、次に向かったのは「カド」というケーキ屋さん。
新宿から山手線に乗って池袋で下車。東武で少しぶらついて、今度は営団丸の内線で
茗荷谷(みょうがだに)駅へ。そこから国道254号線沿いを7分ほど歩いて、カドに到着。
喫茶店としても利用できるこのお店で、のんびり過ごすことに。
やさしい店長さんが自慢の品々についていろいろと説明してくださったのですが、実は
この店長さんとはかねてからの知り合いで、シャムロックでもご一緒した方なのでした。
私が注文したケーキは、新製品のプラリネ・ショコラと、人気NO.1というキャラメル・オ・
バナーヌ。
新製品のグリオットというチョコレートもいただきました。さくらんぼがまるごと入っていて、
しかもラム酒がたっぷり。ひとくちで食べてしまわないと、お酒がこぼれてしまうほど。
これはホントにおいしかったなあ♪
だらだら過ごしているうちに、時計の針は15時に。16時50分発の飛行機に乗らなきゃ
いけないので、おいとますることにしました。
なかなか行けないのが残念ですが、いつかまた訪ねてみたい素敵なお店でした(^^)

カド 小石川店 (東京都文京区小石川4丁目21−4)
TEL 03−3816−3985
営業時間 9:00〜20:00
定休日 無休(ただし、1月1日〜2日はお休みだそうです)

カド グリオット


カドを出て茗荷谷駅でAさまとお別れしたあとは、もう帰るだけ。
丸の内線で東京駅へ、そこから山手線で品川駅へ、さらに京急線に乗り換えて、羽田
空港へ。
飛行機の出発は15分ほど遅れましたが、19時前には女満別空港に到着。
実はここでちょっとした出来事が。ホワイトベリーのメンバー5人が、同じ飛行機に乗って
いたのです。ホワイトベリーは北見在住の女子高校生バンド。今ではすっかり人気者の
彼女たちですが、乗客は誰も気づいていないようでした。
羽田ですでに気がついていた私は、女満別空港で彼女たちに握手してもらおうか・・・と
躊躇していたのですが、そこへひとりの若者がヘラヘラ笑いながらやってきて、彼女たち
に握手をおねだり。それを見て、私はやめておくことに(^^;
彼女たちはきっと疲れていたことでしょうし、そっとしておくに越したことはありません。
空港を離れて北見までの帰り道に聴いていたのは、やっぱりコアーズの曲でした♪


これが東京旅行の一部始終。
バタバタとあわただしい小旅行でしたが、それなりに充実した2日間でした(^^)