The Corrs


ザ・コアーズはアイルランドのバンドで、ギターやキーボード、アコーディオン(コンサーティーナ)を担当する長男
ジム、ヴァイオリンの名手である長女シャロン、ドラムスやバウロン(バウローン)を担当する次女キャロライン、
そしてメインヴォーカルとティンホイッスルを担当する三女のアンドレア(イギリスの化粧品が実施したアンケート
調査で世界一の美女に選ばれたこともあるとか)のコアーさんちの兄妹4人で構成。
彼らの楽曲は、姉妹の美しいハーモニーと、アイリッシュネス(アイルランドらしさ)とポップスを融合したサウンド
が特徴(といっても、最近のアルバムではアイルランドっぽさほとんど感じなくなりましたけど・・・)。
私のオススメはMTVの企画に基づくライブ盤『アンプラグド』(『Unplugged』)。このライブの模様を収録したDVD
(ビデオもありますが、ぜひDVDで!)も必見です(^^)
哀愁漂うファーストアルバム『遥かなる想い』(『Forgiven, Not Forgotten』)もオススメ。
ぜひ聴いてみてくださいな♪

『Noelの東京日記』に、2001年9月23日(日)に東京国際フォーラムで行われたライブの感想を書きました。
ぜひぜひご覧くださいませ♪


☆お気に入りの曲

略号について
『FNF』・・・・・『Forgiven, Not Forgotten』
『TOC』・・・・・『Talk On Corners』

Heaven Knows
『FNF』に収録。イントロのドラムはカッコいいし、ヴァイオリンの繊細な旋律の素敵なことといったらもう!
アイルランドのアーティスト、というだけでアルバムを購入したので「もしハズレだったらどうしよう」とちょっと心配
していたのですが、これを聴いて不安が吹っ飛んだどころか、すっかりコアーズのファンになっちゃいました。
歌詞は別れた恋人に対する未練たらたらの曲なんですけど、その切なさがたまりません(^^;

Runaway
『FNF』を代表する美しいバラード。というより、コアーズの代表的なバラードといっても過言ではないでしょう。
恋愛の歌だけに和訳するのが恥ずかしい歌詞なんですけど、こんなふうに言われてみたいものです(^^ゞ

The Right Time
『FNF』に収録。イントロのヴァイオリンの旋律が大好き。
元気を出して、くよくよしないで、というメッセージがわかりやすいキャッチーな曲。何となく、エイス・オブ・ベイスの
『Life Is A Flower』に似てるような気がするのは気のせいでしょうか(^^)
いくつかのヴァージョンがありますが、オススメは日本だけの企画盤『The Corrs Live』に収録されているアコー
スティックのもの。
同じアルバムに収録されているダンスミックスもカッコよくて結構好きです。

Toss The Feathers
『FNF』に収録されているインストゥルメンタルで、もともとはアイルランドのトラッド。コアーズが伝統音楽の素養
を持っていることは、この曲をお聴きいただければおわかりでしょう。個人的には、コアーズのインスト・ナンバー
の中でいちばんのお気に入り。
『The Corrs Live』や『Unplugged』には臨場感あふれるライヴヴァージョンが収録されていて、ものすごくオススメ
です(^^)

Love To Love You
『FNF』に収録。「あなたが愛してくれているように私もあなたを愛したかった」という、これまた切ない歌。
ファーストアルバムには別れの歌がやたらと多いのですが、何故でしょう? 
安易で楽観的な恋愛の歌ではないかからこそ、私たちの胸に深く染み入るのかもしれませんが。

What Can I Do
セカンドアルバム『TOC』に収録されているバラード。切ない片想いの歌で、実はかなり思い入れのある曲です。
稚内(What Can I ?)に住んでいた頃、海岸線をドライブをしながら聴いてしんみりしていたのを思い出しちゃうん
ですよねえ(^^;
姉妹のスキャットが美しくてとっても印象的。
『Unplugged』ではスキャットの代わりにストリングスが使われていて、『What Can I Do』を聴いてお気に召した方
はこちらも必聴です(^^)

Paddy McCarthy
『TOC』に収録されているインストゥルメンタル。セカンドアルバム以降、アイリッシュのエッセンスが薄れていく
傾向にあるのが残念ですが、この曲はトラッドとテクノの融合といった感じでとってもクールな仕上がりになって
います。
ゲームのBGMにぴったりかも、と思うのは私だけでしょうか(^^ゞ

Dreams
フリートウッド・マックの1977年の曲のカヴァー。
いくつかのヴァージョンがありますが、私のお気に入りはRadio Edit。
もともと他人の曲なのに、コアーズらしさを醸し出したアレンジになっているのはさすがです。
中国の道観(道教の寺院)で撮影したとおぼしきビデオも、神秘的で気に入っています。

Radio
『Unplugged』と『In Blue』に収録されていますが、後者に収録された派手なアレンジより、前者のアレンジのほう
がお気に入り。
アイリッシュらしさが薄れていく中で、シャロンが作詞したこの曲には初期の作品が醸し出していた「切なさ」が
漂っているような気がします。
好きな人と一緒に聴いた曲をラジオで耳にして、過去を振り返るという後ろ向きの歌なんですが(^^;

At Your Side
この曲も『Unplugged』と『In Blue』に収録されていて、どちらのヴァージョンも好き。
「あなたの傍にいてあげる」という歌ですが、よく歌詞を確認してみると、これって友情の歌なんですよね。
夜、キャンプファイヤーを囲みながらギターで弾き語りするのにぴったりかも(^^)

Breathless
『In Blue』に収録。これまでのコアーズとは一線を画するとってもポップな歌。それでいて何となく懐かしい感じが。
きっと、日本人の耳に心地よいメロディラインだからでしょうね。
「こんなのコアーズじゃない!」と思う一方で、「これもアリかな?」と思わせる仕上がり。美しいコーラスは磨きが
かかっていますし。
でも・・・私はやっぱり初期のほうが好きだなあ(^^)