あずきとマシュウ





ここでは、実家にいるあずきとマシュウについてご紹介したいと思います。




あずきはチンチラゴールデンの女の子で、1999年12月21日生まれ。
小さい頃はとってもお転婆な女の子で、叱られても全然めげないので、この先
どうなることやらと心配していたのですが、弟分のマシュウがわが家にやって
来てからはすっかりお姉さんらしくなり、おしとやかで優雅なお嬢さんに。

チンチラゴールデンは他のチンチラよりも珍しい品種で、言わば貴族の中の
貴族。何不自由なく育てられてきたご先祖さまの血筋を受け継いでいるため
か、何事にも動じず、些細なことは「よきにはからえ」と言わんばかり。
見知らぬ人にも全く怖気づく様子もなく目の前で悠然と寝ているし、、マシュウ
が「かまってちょうだい」と飛びついていっても軽くあしらい、まるで相手にして
いないのはたいしたものです(もっとも、あずきも本当は足リ回るのが大好き
なので、ときどきマシュウを挑発して、わざと逃げ回ることがありますが・・・)。
怖いもの知らずに見えるあずきが唯一怖いものは母だけ。それだけに母には
絶大なる信頼を寄せているようです。

あずきの趣味は庭の散策とバードウォッチング。深窓の令嬢のような外見の
彼女ですが、冬は深窓どころか窓辺に陣取って外を眺めるのが日課で、春に
なると庭を歩き回り、草の上で寝転ぶのがたまらなく好きみたい。ときには
屋根のいちばん縁に座って眼下の景色を眺めているのですが、見ているほう
は落ちないかとハラハラドキドキ。もっとも、落ちても彼女にとってはたいした
高さではないみたいですけど(実際に屋根から落ちたことがありますが、本人
はケロリとしていました)。庭だけでなく、玄関先に出て外を見るのも好き。
マシュウは番犬としてはあまり役に立ちそうにないので、彼女がかわりに番を
しているのです。
昆虫採集も好き。上品な外見に似合わず天性の狩人なので、蝶々やトンボ
を捕まえることに情熱を注いでいるようです。
苦手なことはブラッシング。なでられるのは好きなようですが、ブラッシングは
とにかく嫌い。せっかく優美な姿に生まれたのに、身だしなみにはまるっきり
関心がないみたい。もしかすると、彼女なりにおしゃれにはポリシーがあるの
かもしれませんが・・・。

弟のマシュウに対しては概して冷たいのですが、マシュウが困っているときに
は気遣う様子も見せ、マシュウが調子に乗って暴れていると、片手でマシュウ
の体に触れ、「落ち着きなさい」と言わんばかりに顔をペロリと舐める一幕も。
マシュウはあずきに触れられると、まるで金縛りにあったように動けなくなるの
です。
いつもはあずきに対して畏怖の念を持ち、あずきににらまれただけで伏せを
するマシュウも、家族が出払って2人きり(わが家では犬もネコも1人、2人と
カウントしています)で留守番をしているときは、あずきを慕ってずっと彼女の
傍にいるみたい。こんなとき、あずきが穏やかな性格でよかったな、とつくづく
思います。

愛称は「あじゅ」、「あずびー」。マシュウの姉にあたるので単に「お姉ちゃん」
と呼ばれることも多く、あだ名は外見がふわふわしていて毛玉みたいなので、
「歩く毛玉」(^^)




さて、お次に紹介するのはミニチュアダックスフントのマシュウ。
2000年6月9日生まれで、生後2ヵ月足らずでわが家にやってきました。
近年大流行しているミニチュアダックスにはさまざまなバリエーションがあり、
最近は細かい斑点があるいわゆるダップルと呼ばれるカラーが人気ですが、
うちのマシュウは長毛のシルバーダップル。黒っぽい体のところどころに銀色
の毛が混じっていて、生まれながらにしてロマンスグレーなんです(^^)
食いしん坊なのでミニチュアダックスとは思えないほど立派な体格に。
それなりに運動しているのですが、彼の食欲はその運動量をはるかに凌駕
しているので、いつもちょっと太り気味。ダイエットが必要なようです。

わが家の末っ子として育てられた彼は甘えん坊で人懐こくて、とんでもない
わんぱく坊主。
もともと猟犬として生み出された犬だけに、獲物に噛みついたら絶対に離そう
とはせず、そのしつこさは折り紙つき。幼い頃は何でもかんでも齧りまくった
せいで、実家の家具はガタガタ。どれだけのぬいぐるみがマシュウにズタズタ
に引き裂かれたことか・・・(T_T)
最近ようやく落ち着いておとなしくなり、人の話をよく聞き分けるようになって
きたのですが、周囲はしばらく彼の殊勝な姿をいぶかしがり、「どこか悪いん
じゃない?」と心配する始末でした。

私の母を自分の母と慕い、あずきを姉とみなしているようですが、マシュウが
いちばん好きなのは何を隠そうこの私。
私が実家へ帰るとぴょんぴょん飛び跳ねて喜び、あとはもう、私のあとを1日
じゅうついて回るのですが、最初の頃はトイレの前で待ってたりして、何だか
まるでストーカーみたいでした(^^;

趣味はかけっこ。「よーいどん!」というとダッシュするのですが、しばらく走る
と心細くなってまた戻ってきちゃう。そう、彼はかなりの臆病者なんです。
散歩へ行くのは好きなのに、知らない道へ連れていくと、引率する人の後ろ
にこそこそと隠れちゃうほど。
もうひとつの趣味はおもちゃに噛みつくこと。何を買ってもすぐにダメにしちゃう
ので、より頑丈なものを、と買い与えているうちに、彼のおもちゃ箱はいつしか
中途半端に壊れたおもちゃでいっぱいに。誰も構ってくれないときはひとりで
おもちゃ箱からおもちゃを引っ張り出してきて、「ちぇっ、つまんないの」という
表情で齧るんです。
そんな彼にもお気に入りのおもちゃがあり、寝るときにはそれをお守り代わり
に傍に置いて寝ないと気が済まないみたい。こういうところは人間の男の子
さながらですね(^^)
あずきと違ってマシュウはブラッシングが大好き。あずきをブラッシングすると
次は自分の番だとばかりに傍らで寝そべってスタンバイしているほど。

パンだけはぼそぼそしていてあまり好きじゃないようですが、それ以外なら、
何でも食べちゃう。中でも大好物なのは栗。ケーニヒスクローネのアルテナに
入ってる大きな栗には、いたく感動したようでした(^^)
犬のくせにみかんも好き。目の前で皮をむいても、小さい頃から慣れてるので
へっちゃらです。
食いしん坊の彼にとって、禁断の食べ物とされているのがあずきのエサ。
自分のエサと大差ないはずなのに、姉が食べているものを特別視していて、
隙あらば横取りしようと狙っています。もっとも、たいてい見つかって叱られる
ので、近頃はあずきが食べ残したものを誰かが回収するまで、じっと我慢して
いる様子。隣りの芝生は青く見えるようです(^^)
あずきのほうはというと、自分のエサ以外はどんなにいい匂いだろうと、全く
興味なし。それはそれでずいぶん変わっているような気がします。

愛称は「まー」、「ましゅびー」。私は「かじり虫」というあだ名をつけています。
もともとマシュウという名前は、摩周湖と、『赤毛のアン』に登場するマシュウ
(マシュー)をかけたもの。マシューのようにおだやかに育ってほしい、という
願いを込めたのですが・・・はたしてこの先どうなるやら。
近所に住む小さな女の子はマシュウにぞっこんなのですが、どうやら名前を
勘違いしているらしく、「まっしゅさま」宛てのラブレター(?)を書いて、叶わぬ
想いをマシュウに伝えようとしているのですが・・・微笑ましい限りですね(^^)
マシュウも彼女のことが大好き(彼は基本的に女性が好きみたい)ですが、
いくら相思相愛でも立場が違い過ぎますもんねえ・・・(^^;


あずきとマシュウの写真は、アルバムのページでもご覧いただけます。
ぜひ覗いてみてくださいね。